事業年度が４月から翌年３月までのＮＰＯ法人には、４月は年度初めにあたります。法人の議決機関で前年度決算の承認、新年度事業の決定を得たうえで所轄庁に報告書を出す一連の手続きの始まるときでもあり、事務担当者にとっては、大変忙しい時期といえます。

管理人が所属するＮＰＯも４月が年度初めです。４月初旬に監事に監査をお願いし、会計はじめ、理事の業務執行など適正だったとの結果報告をもらいました。それを受け、理事会の開催準備に入り、４月半ばに各理事に開催通知を送ったところです。当法人は、今回、役員の改選期であり、加えて理事会後の総会で定款の変更をする予定であるため、例年以上に気を配って書類をつくりました。定款を変更する理由は、より、機動的な法人運営をするためです。法人設立後、年数の経過の中で、組織図に円滑な法人運営の妨げになっている箇所が出てきたため、定款の変更を伴う機構の改革をすることにしたわけです。

定款変更は、理事会で議案を総会に諮る承認を得たうえで、総会で審議する運びです。その総会には、社員の半数以上が出席し、出席者の四分の三以上が定款変更に賛成することが必要ですので、慎重かつ丁寧な議事運営をしなければなりません。